第 1 回 建築都市工学部 全国高等学校 プロジェクトコンテスト 2018
コンテストの概要
九州発「プロコン」は、九州産業大学建築都市工学部が、私たちの住まい、地域、そして国土をよりよくするために、将来に向けて考えるべきテーマなどを毎年掲げ、全国の高校生と一緒に考えようとするコンテスト形式のイベントです。
〈住居・インテリア〉の領域から〈建築〉の領域、さらに〈地域・コミュニティ〉の領域まで幅広い内容を扱います。設計部門とアイデア部門があり、高校生であればどなたでも応募・参加できます。
応募作品の中から一次審査を通過した入選者には、秋の学園祭の時期に本学に来ていただき、最終発表会でプレゼンの上、各賞の入賞者を決定します。
高等学校での日頃の学習やクラブ活動などの成果を活かして、ぜひともグランプリを目指して「プロコン」に挑戦してください。記念すべき第一回の課題は、昨今注目の「雨水(あまみず)」に関する課題です。高校生のフレッシュなアイデアをお待ちしています。
課題の主旨
課題: 「雨水(あまみず)の恵みと災いに、賢く折り合いをつけるには?」
豪雨災害が頻発しています。地球温暖化により年々激しさを増しています。とくに都市空間は、雨水が浸み込みにくいアスファルトやコンクリートで覆われています。また気温が周りより高くなるヒートアイランド効果によるゲリラ豪雨が加わります。その結果、河川や下水道に雨水が集中して溢れ、自然地域より浸水しやすくなります。
一方、私たちの生活には水が不可欠です。飲食、トイレ、洗濯やお風呂の水、農業/工業/都市用水――生活に潤いを与える公園やお庭でも水の存在は欠かせません。いずれも元は雨水です。水資源用のダムは洪水調整や発電にも使われて効果的である一方、自然を激変させ、集落をダム湖で奪い、建設/維持費が高額です。
こうしたことから、空間的に広く分散した雨水の管理が注目されています。自然を活かした公共施設=グリーン・インフラストラクチャや、雨を処理しながら楽しむ雨庭が、経済的でもあり、世界中の都市で取り入れられ始めました。
そこで都市全体から街区、建築敷地、建築物のエクステリア/インテリアに至るまでの、様々な雨水(あまみず)の扱い方、その恵みと災いに賢く折り合いをつけるアイデアと実現のための具体策を提案して下さい。
部門と提出物
a )設計部門:具体的なまち・建築・住宅・インテリア・装置などの設計(設計図面を提出)
・設計内容を、配置図、平面図、断面図、立面図、展開図、透視図、スケッチ、説明図、
 模型写真等適宜選択(縮尺自由)および作品名、
 設計主旨などを用い、A1 判用紙(841mmX 594mm)横使いの設計図面にまとめてください。
・紙質はケント紙あるいはそれに類する厚紙。パネル化は不可。規格外の提出図面は審査対象外とします。
・作図方法は、手書き、CAD、着色の有無等自由です。
・設計図面には氏名および学校名等、応募者が特定される情報の記入は不可とします。
・応募用紙(コピー可)に必要事項を記入の上、同封して提出してください(のり等による設計
 図面への貼付け不可)。
b )アイデア部門:研究調査に基づいたアイデアの提案(図表と文書を組み合わせた提案書を提出)
・提案内容を、文章(合計で 1000〜1200 文字。文字大きさ 10pt 以上)および内容をわかり
 やすく示す図や表、スケッチやダイアグラム、
 写真などを用い、A3 判用紙(420mmX 297mm)横使い2枚から4枚の提案書に
 まとめてください(表紙含む)。
・紙質は自由。左端ホチキス2点止めの冊子とする。規格外の提案書は審査対象外とします。
・図表等の体裁は自由(手書き、着色、パソコンソフト使用等)です。
・表紙には作品名を明記してください(表紙にそれ以外の内容が含まれていても良い)。
・提案書には氏名および学校名等、応募者が特定される情報の記入は不可とします。
・応募用紙(コピー可)に必要事項を記入の上、同封して提出してください
 (のり等による提案書への貼付け不可)。
応募
・応募資格:全国の高等学校に在籍する生徒です。
・応募は個人とし、グループでの応募は不可とします。
・質疑応答は行わない。但し、実行委員会より、補足解説や追加情報などをホームページにて
 発信する場合がありますので、ホームページの情報更新にご注意ください。
・設計部門とアイデア部門のいずれかの応募用紙とともに作品を郵送してください。
・提出期限:2018 年 9 月 1 日 ( 土 )。提出は郵送のみとし、当日消印有効です。
・提出先:〒813-8503 福岡市東区松香台 2 丁目 3 番1号 
     九州産業大学建築都市工学部「プロコン」実行委員会
     e-mail:procon@ml.kyusan-u.ac.jp
審査委員
・ 九州産業大学建築都市工学部教員他
・ 審査委員長:都市デザイン工学科 山下 三平 教授
一次審査を通過した者を入選者とします。入選者には、11 月 4 日 ( 日 )、本学にて開催の最終発表・審査会で発表をしてもらいます。その発表を元に最終審査を行い、次の各賞の入賞者を決定します。なお、設計部門、アイデア部門は分けずにあわせて審査をします。入賞者には賞状および賞品を贈呈し、あわせて入賞者が在籍する高等学校に副賞を寄贈します。賞品は図書カード等です。
   グランプリ:1点(賞品 12 万円)
   金賞    :1点(賞品 6 万円)
   銀賞    :2点(賞品 3 万円)
   銅賞    :3点(賞品 1 万円)
   奨励賞   :5点(賞品 5 千円)
   副賞    :入賞者が在籍する高等学校へ(賞品 1 万円)
お問合せ
建築都市工学部事務室
Tel 092-673-5600
E-mail procon@ml.kyusan-u.ac.jp
主催
九州産業大学
詳細は、主催者のホームページをご確認下さい。(5/28リンク先更新)
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※応募の際は、必ず主催者が発行する応募要項をご確認下さい。