市民と考える吉田寮再生100年プロジェクト
「京都大学吉田寮 再生提案を募集します。」
“なぜ吉田寮再生なのか”
吉田寮「現棟」は1913年(大正2年)に建てられた現存する日本最古の木造学生寮建築です。 これと、2015年に全面補修された「食堂」、同年に新築された「新棟」の3つから吉田寮は成り立っています。
このうち、現棟は京都大学の学生寮として現在まで100年余の間、使い続けられています。
しかし、築105年を迎え、現棟は老朽化による災害への弱さが懸念されており、京都大学は2017年12月、「すべての吉田寮生は2018年9月末までに現棟・新棟から退舎すること」を吉田寮生に言い渡しました。寮生が退去した後の吉田寮をどのように扱うのかについて、そこでは明らかにされていません。私たちは現棟の建物そのものがなくなること、またその建物が持つ大正木造建築の魅力や歴史の蓄積が失われてしまうことを危惧しております。
吉田寮の次の100年を私たち吉田寮生や大学、市民のみなさまと共に考えてゆくため、
「歴史を残しつつ現代に活かした建築」をテーマに、
今後も安全で快適に使い続けられるような改修と、
この寮の持つ歴史や魅力を損なわないデザインの二つを視野に入れ、
「より市民に開かれた空間」として建築の価値を市民と共有し活用できるような
再生デザイン提案作品を募集いたします。
また、吉田寮の残すべき歴史や価値を考えるため、
建築の枠にとらわれず自由な発想やアイデア、表現作品も
合わせて募集いたします。
スケジュール
・エントリー1次締め切り
  2018年7月27日(金)
  提案作品応募のエントリー一次締め切りは応募者の人数調査と学習会等の
  予定設定のために行います。7月27日以降もエントリーは受け付けます。
・見学会の開催
  2018年7月28日(土)、29日(日)、8月4日(土)、5日(日)
・応募締め切り
  2018年9月13日(木)17時 【必着】
・展示会
  2018年9月18日(火)〜24日(月)
・意見交換会
  2018年9月23日(日)
募集対象
・再生デザイン部門
  築105年の吉田寮建築の再生デザイン提案作品
  (修繕・リノベーション・一部改修を含む)
・継承プログラム部門
  建築の枠にとらわれず、自由な発想やアイデア、表現作品
応募資格
 応募資格は特にありません。
 どなたでも応募できます。
 一人に付き複数応募できます。複数応募の場合は作品ごとにエントリーしてください。
郵送提出先
 〒606−8315 京都府京都市左京区吉田近衛町69京都大学吉田寮内
 「市民と考える吉田寮再生100年プロジェクト」実行委員会 持参される場合は、
 「吉田寮内、繁澤、喜友名または本母」まで
 データ送付先
 yoshidaryo100nen@gmail.com
主催
「市民と考える吉田寮再生100年プロジェクト」実行委員会
詳細は、主催者のホームページをご確認下さい。

※応募の際は、必ず主催者が発行する応募要項をご確認下さい。