ウッドトランスフォームシステムコンペティション
趣旨
持続可能な暮らしを未来につないでいくために、様々な分野へ木材利用の可能性を
創りだしていくことが求められています。日本木材青壮年団体連合会(以下略称、
日本木青連)は、木材をつかった防災システムの構築を目指し、平成 28 年にウッ
ドトランスフォームプロジェクトを実施しました。ウッドトランスフォームとは、
平時はフェンス、デッキとして設置され有用なものとして機能し、災害時には変形
をして応急仮設施設となり避難所生活の質の向上を目指すものでした。熊本地震発
生後、避難所へプロトタイプが設置され高い評価を得ましたが、その一方で、利用
者や関係者から実際の導入に向けた改善提案や多様な変形アイディアを得ることが
できました。
そこで今回、フェンス、デッキから応急仮設施設という変形にとどまらず、家具か
ら簡易トイレ、遊具から浴室への変形など、様々なスタイルの木造の変形システム
をウッドトランスフォームシステム(以下略称「WTS」)として再定義しました。
そして、日本全国からたくさんのアイディアを募集し、将来 WTS が実社会に組み
込まれる防災システムとして実現・普及することを目指しコンペティションを開催
いたします。
今回のコンペティションを通じて、新たな木材利用の創出を目指していくとともに、
持続可能な循環型社会の構築に向けた木材利用の意義を啓発していきます。さらに、
アイディアを生みだす際に、災害発生時の状況や避難所生活を想定することで、参
加する方々の防災意識の向上にもつながります。WTS の実現と普及により、災害に
強い日本を作りあげていくとともに、木材を多用した豊かな循環型社会を構築して
いきます。
応募資格
不問(個人、法人、団体、グループ、連名問わずご応募いただけます)
お一人もしくは一団体で複数作品ご応募いただけます。
募集期間
2018 年 10 月 1 日(月) 〜 2018 年 12 月 28 日(金)
審査委員会
審査委員長
・伊藤 滋(都市計画家 東京大学名誉教授)
審査委員
・石川 永子(横浜市立大学国際総合科学部准教授 都市防災計画論)
・大木 聖子(慶應義塾大学環境情報学部准教授 地震学・災害情報論)
・小林 博人(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授 建築・都市地方設計)
・坂 茂(建築家)
・古久保 英嗣(公益財団法人 日本住宅・木材技術センター理事長)
・渡曾 清治(日本都市計画家協会理事 都市計画・まちづくり家)
・鈴木 興太郎(平成 30 年度日本木青連 会長)
・川添 恵作(平成 30 年度日本木青連 副会長)
表彰
・最優秀賞 1 作品
・優秀賞 1 作品
・その他入賞作品 約8〜10 作品を予定
 最優秀賞と優秀賞受賞の 2 作品は、試作として、それぞれ実物製作を行います。
 受賞者には各賞とも記念品を贈呈し賞状を授与します。
主催
日本木材青壮年団体連合会
協賛
株式会社コトブキ、NECソリューションイノベータ株式会社
お問合せ
日本木材青壮年団体連合会
ウッドトランスフォームシステムコンペティション事務局
担当 : 木材利用推進委員長 長谷川泰治
〒135-0047 東京都江東区富岡 2-11-6 (株式会社長谷川萬治商店内)
TEL : 03-5245-1151 FAX : 03-5245-1071
E-mail : wtsc@mokusei.net
詳細は、主催者のホームページをご確認下さい。

※応募の際は、必ず主催者が発行する応募要項をご確認下さい。