第30回 大阪府公共建築設計コンクール |
課題趣旨 |
今年度の設計課題は、大阪府営服部緑地内に立地する休憩所です。 |
服部緑地は大阪市の中心より北へ約10km、天竺川と高川にはさまれた地域で、緑地内は天然の竹藪、松林と大小10数個の池によって構成される、自然景観が豊かな公園です。開設面積は、126.3haに及び、豊中、吹田両市域にまたがる千里丘陵の西端に位置し東北から西南に向かって低くなりつつ緩やかな起伏に富む地形となっています(高低差約40m)。 |
また、本緑地は、災害時の広域避難場所に指定されているとともに、ヘリポートや物資置場、警察や自衛隊の駐屯地といった後方支援活動拠点としても位置付けられています。 |
今回の課題となる計画地は、「スポーツ広場A」と「山ヶ池」の間にある樹林帯内とします(参照:【別添1】【別添2-1】)。「スポーツ広場A」は、陸上競技のトラック程度の広さの多目的広場で、行楽シーズンやプール開催時には、臨時駐車場としても使用されています。「山ヶ池」は、白鳥橋がかかっておりハスが美しく咲く池です。計画地周辺には、「園路」も形成されています(参照:【別添2-1】。この「園路」は、高木に囲まれ良好な緑陰が形成されており、ジョギングをするランナーの姿や、低学年の児童・未就学児連れの親子が散歩を楽しむ姿、楽器演奏する人の姿が見られます。 |
また、今回の計画地は、服部緑地マネジメントプラン(案)において、「賑わいのゾーン」と「スポーツゾーン2」と重なる場所に位置しています。 |
これらを踏まえ、今回は、【豊かな緑陰に調和する休憩所】の提案を募集します。現地調査を行ったうえで、スポーツ広場A・山ヶ池・園路・樹林帯などの「周辺環境との関係性」や「周辺景観との調和」を考慮しながら、誰もが利用したくなる休憩所の提案を期待しています。 |
スケジュール |
応募登録 |
令和 2 年 9 月 3 日(木)午前 9 時 〜 |
令和 2 年 12 月 10 日(木)午後 5 時 |
作品受付 |
令和 3 年 1 月 6 日(水) 〜 令和 3 年 1 月 13 日(水) |
入選発表 |
令和 3 年 2 月予定 |
審査委員 |
(審査委員長) |
岩田 章吾(武庫川女子大学短期大学部生活造形学科教授) |
(審査委員) |
下村 泰彦(大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科教授) |
角田 暁治(京都工芸繊維大学デザイン・建築学課程准教授) |
堀部 直子(株式会社 Horibe Associates) |
村田 勝博(大阪府都市整備部都市計画室公園課長) |
寺本 武司(大阪府住宅まちづくり部公共建築室長) |
応募資格 |
大阪府内に所在する学校のうち、学校教育法の規定による工業高等学校(工科高等学校)・短 |
期大学・工業高等専門学校・専修学校・各種学校及び、職業能力開発促進法に基づく高等職業 |
技術専門校の建築関連学科※に在籍する学生・生徒であり、個人又は 3 名以下のグループ(共 |
同制作)での応募とします。 |
※ 建築関連学科とは、建築学科・インテリアデザイン学科など、建築設計に関する授業を |
行っている学科を指します。 |
募集区分 |
第 1 部(高校生の部) 工業高等学校(工科高等学校)に在籍する生徒 |
第 2 部(専修学校生等の部) 短期大学・工業高等専門学校・専修学校・各種学校及び、高 |
等職業技術専門校に在籍する学生 |
主 催 |
大 阪 府 公益社団法人 大阪府建築士会 大阪府住宅供給公社 |
後 援 |
大阪府教育庁 一般社団法人 大阪府専修学校各種学校連合会 |
協 賛 |
一般社団法人 日本建築協会 |
一般社団法人 大阪府建築士事務所協会 |
公益社団法人 日本建築家協会近畿支部大阪地域会 |
一般財団法人 大阪建築防災センター |
一般財団法人 日本建築総合試験所 |
一般社団法人 公共建築協会 |
公益社団法人 日本建築積算協会関西支部 |
公益財団法人 建築技術教育普及センター近畿支部 |
お問い合わせ先 |
「あすなろ夢建築」大阪府公共建築設計コンクール事務局 |
大阪府住宅まちづくり部公共建築室計画課 計画グループ |
TEL 06−6210−9787(直通) |
詳細は、主催者のホームページをご確認下さい。 |
※応募の際は、必ず主催者が発行する応募要項をご確認下さい。