Archi-Neering Design AWARD 2024 (第5回AND賞) |
AND 賞の目指すもの |
AND 賞が目指すものは、完成された建築作品としての評価だけではなく、そのプロジェクトがもつ |
固有の技術的テーマ(構造や環境など)を明らかにし、デザインプロセス、しくみ(システム)や |
しかけ(ディテール)、素材や施工法などを真摯にイノベーティブに追求する人やチームを表彰す |
ることである。 |
「AND」とは、AND 展で見えてきたもの |
アーキニアリングデザイン(AND)とは、「建築と技術の融合・触発・統合の有様とそれを志向す |
る理念」のことである。2008 年より 12 年以上にわたって国内外で開催されてきた AND 展では、 |
時に 150 点余の模型・パネルが並び、数多くのフォーラムが開催された。 |
そこから見えてきたものは二つ。 |
第一に、「建築は織物だ」ということ。連綿と引き継がれる「技術」のタテ糸は強靭であり、 |
感性や社会的欲求を映す「芸術」のヨコ糸により、時代の模様が描かれている。その交点に |
は常に両者の葛藤や協同の物語がある。 |
第二に、「技術は空間を介して建築とつながっている」ということ。意匠が失われても空間 |
はあるが、構造なくして空間は成立しない。イメージとテクノロジーの有機的な融合・協同 |
の結果として、「美しく合理的な」「合理的で美しい」 建築の空間形態が生まれている。 |
そのことは歴史的にも検証されていよう。 |
AND 賞で評価したいと考える視点 |
今の時代の頂点としての「点」の建築の評価は既に多くの建築賞で選定されている。 |
AND 賞は時代が求める建築を、作品という「点」として捉えるのではなく、美しい歴史的 |
建築を実現に導いた一連の芸術と技術の融合というプロセスから学び、未来へ繋げていく |
という「線」や「面」のような普遍的・横断的視点をもって追求する一貫した姿勢と業績 |
を評価したい。 |
>発想から実現に至る技術的テーマ性のあるデザイン・プロセス |
>個性的作品性だけではない普遍的技術の創造 |
>システム・素材・ディテール・工法などの新しい発想・工夫 |
新築、恒久的な建築作品だけでなく、再生や仮設、橋など建築以外の構造物、階段などの |
部位や家具・オブジェなどスケールの小さな作品も本賞の対象としたい。 |
選考委員 |
福島加津也(委員長)(東京都市大学教授/建築家) |
陶器浩一(滋賀県立大学教授/構造家) |
磯 達雄(建築ジャーナリスト) |
堀越英嗣(芝浦工業大学名誉教授/建築家) |
応募作品の対象 |
2019 年 1 月 1 日より 2024 年9月末日までに完成した国内作品、あるいは国内在住の設計者等 |
による海外作品とする。 |
表彰件数 |
最優秀賞1 件、優秀賞3 件程度を表彰する。 |
入賞者には賞状及び記念品を授与する。 |
日程 |
2024年10月10日(木) 募集開始 |
2024年12月10日(火) 23:00 応募締め切り |
2024年12月21日(土) 一次選考会(非公開) |
2024年12月24日(火) 一次選考通過者発表(A-Forumホームページ上にて公開) |
2025年 2月 8日(土)14:00~ 最終選考会 ※Youtubeライブ配信およびアーカイブ配信あり 会場(予定):CSTホール |
2025年2月下旬(予定) 表彰式及び受賞講演会 ※Youtubeライブ配信およびアーカイブ配信あり 会場(予定):A-Forum |
主催 |
A-Forum(代表︓斎藤公男) |
AND 賞実行委員会 |
問い合わせ先 |
AND 賞事務局︓a-forum@a-forum.info |
TEL : 03-5281-7880 |
詳細は、主催者のホームページをご確認下さい。 |
※応募の際は、必ず主催者が発行する応募要項をご確認下さい。