奈良もちいどのセンター街 コンペティション 2025
  「餅飯殿 NEXT+」(仮称)
  餅飯殿の未来を創る核となる空間デザインの実施コンペ
本コンペティションの趣旨
餅飯殿/古都奈良で最も古く、伊勢街道・京都街道・奈良街道・大阪街道・柳生街道が
交差する奈良町の中心で、街道・路地・厨子が網目に走り、遠く南の吉野とも深く繋が
っている商店街です。21 世紀初頭、人通りと活気が町から消えてシャッター街と化し
た時期がありました。商店街再生を目的としたもちいどのセンター街独自のインキュべ
ーション事業である「もちいどの夢 CUBE」は 2007 年のオープン以来、現在まで多く
の若い起業家を輩出しその主たる目的を達成することができました。そうしたなか、も
ちいどのセンター街では新たな目的として「次世代の商店街像」を見据えた新たな施設
「餅飯殿 NEXT+」(仮称)の建設を計画しています。
商店街の構成も近年様変わりし、老舗が減る一方で新業態が参入し、奈良市民の台所よ
りも観光依存が大きくなり、修学旅行生から外国人観光客に推移する時代背景の中で、
商店街のあり方を今一度考える時期に来ています。今回求めるのは 1 街区を使って餅飯
殿の未来を創る空間デザインの実施コンペです。
従来のインキュベーション機能は踏襲しつつも、既存の枠組みを超えた創造性豊かな大
胆な施設を目指しています。
「目指す施設」
1「まちをワクワクさせるお店を「餅飯殿 NEXT+」(仮称)から世界へ」をコンセプト
 に魅力的な店舗(事業家)の卵を県内外、国内外を問わず招聘し、孵化させ奈良市中心
 市街地周辺はもちろん、県外国外へ広く輩出する施設
2 今後近隣エリアとの繋がりが大切になってくると考えており、単なる商業施設ではな
 く地域エリア(商業者・居住者)を繋ぐハブとしての施設
3 観光地中心にありますので「単なる商業施設・買い物をする場所」ではなく、その施
 設が「観光資源」と呼べるほど「購買意識がなくても入ってみたい」と思わせる施設
4 震災時の救護・停電時の電源供給(ソーラー、風力発電)・給水所・街の情報ネット
 ワーク拠点も兼ねる休憩所の機能も付加させる。防災用具備蓄の倉庫を計画に入れる。
 新たなこの施設から「新しいモノ・コトが胎動するワクワク感」や「単なる集合店舗施
 設ではない楽しそうな場所」「おもてなし空間」を感じさせるデザインを要望します。
スケジュール
公示 2024 年 11 月 05 日(火)
質疑提出期限 〜 2024 年 12 月 20 日(金)17:00 必着
応募登録締切 2025 年 01 月 10 日(金) 17:00
応募作品の提出期限 2025 年 03 月 07 日(金)17:00 必着 (郵送・持参)
審査委員会
審査委員長
 松尾 和生 (公社)日本建築家協会副会長・近畿支部長
審査委員
 長坂 大 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科教授・奈良県景観審議会委員
 山下 喜明 (公社)日本建築家協会奈良地域会長
 中西 富仁広 (公社)日本建築家協会近畿支部
 勝村 一郎 (公社)日本建築家協会元監事・奈良地域会(餅飯殿 CUBE 設計者)
 魚谷 和良 奈良もちいどのセンター街協同組合 理事長
賞金
最優秀賞 1 点 /賞金 なし
入賞 1〜2 点 /賞金 15 万円
佳作 1〜2 点 /賞金 5 万円
最優秀者には実施設計・許認可申請・工事監理の業務を委託します。
設計監理費用は、国土交通省 業務報酬基準(2024 年国土交通省告示第 8 号)を基に
話し合って合意の上、契約いたします。
主催
奈良もちいどのセンター街協同組合
お問合せ
奈良もちいどのセンター街協同組合(運営事務局)
〒630-8222 奈良県奈良市餅飯殿町 12 番地夢CUBE2F
TEL.0742-22-2164FAX.0742-27-9003
E-mail:nara_mochiidono@yahoo.co.jp
詳細は、主催者のホームページをご確認下さい。

※応募の際は、必ず主催者が発行する応募要項をご確認下さい。